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補助金と助成金の違い

補助金はコンサルティング、助成金は申請代行

よく経営者の方からも質問される内容に「補助金と助成金ってどう違うの?」というのがあります。実は両者について厳密な定義はありません。したがって慣用的にどのように区別されているかということです。

 

・補助金

一般的に経産省関連の中小企業向けの補助金です。例えば、ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金などがあります。ほとんどの補助金は補助金制度を管轄する国や地方公共団体などが予め補助金の目的を定めていて、その目的にあった申請について支給するというものです。

したがって、申請が全て採択されるということはなく、採択率は30%~80%と補助金によって幅があるようです。

 

・助成金

一方で助成金は主に厚労省関連のもので雇用に関わる助成金が多いです。代表的なものでは雇用調整助成金があります。これらの助成金は、一定の条件を満たす企業(例えば売上が5%減少しているなど)で必要書類が揃っていれば原則全て支給されるというものです。助成金の分野は主に社会保険に関係する必要書類が多いため、一般的に社会保険労務士の方が申請をサポートされていると思います。

 

それでは補助金についてもう少し詳しくご説明します。

 

ほとんどの補助金は事業計画と経費計画をセットで申請するようになっています。

これもよくいただく質問なのですが、「設備を買いたいから補助金使えるの?」というのがあります。

答えはイエスでもありノーでもあります。

補助金はあくまでも事業の目的が決まっており、申請された取り組みが補助金の目的に沿ったものであるかが審査対象となります。

したがって経費計画の他に使いたい経費がどのような取り組みを行うためのもので、その取り組みが事業の趣旨に合っているかどうかというのことを審査員が理解できるように論理的に記載することが必要になります。この辺が私たちコンサルタントがご支援する内容となります。

 

それでは事業計画はどのようなものかをご説明します。

 

■事業計画:小規模事業者持続化補助金では経営計画書を作成します。経営計画書には以下の内容を記載します。

 

1)事業概要・売上構成

2)経営方針・運営方針

3)利用顧客の分析

4)市場動向と顧客ニーズ

5)当社の強みと差別化戦略

6)経営課題と解決策

7)実施スケジュール

8)実施後の経営にもたらす効果

 

盛り沢山ですよね!当社では今までの経験によって様々な業種・業界の企業様のご支援を行っていますので、どのような業種の事業者様であってもヒアリングを元に経営計画書をゼロから作成させていただきますのでご安心ください。

 

■経費計画:事業者様としてはこちらの方が関心が高いと思いますが、補助金を使ってどのような経費支出を行うかという計画書です。

 

先程ご説明したように、事業者様が使いたい経費がどんなもので、その経費をつかって実施する取り組みが結果的に経営にとってどのような効果を期待するものなのかという説明を記載する必要があります。

 

また一点御留意いただきたいのは、補助金によって使える経費項目が決まっていて、必ずしも全ての経費が認められる訳ではないということです。例えば持続化補助金の場合、13の経費項目が定められています。

 

1)機械装置等費

2)広報費

3)展示会等出展費

4)旅費

5)開発費

6)資料購入費

7)雑役務費

8)借料

9)専門家謝金

10)専門家旅費

11)設備処分費

12)委託費

13)外注費 

 

 

事業計画と経費計画ですが、補助金の採択の可否を決めるのは事業計画の良し悪しです。

当社では経験豊富なコンサルタントは御社の事業内容についてヒアリングして、補助金の目的にあった事業計画を作り上げます。

まずはお問い合わせページからお気軽にご連絡ください。