💻 資産を持たない赤字のデザイン事務所でも「クリエイターと継続案件」があれば売却可能

固定資産をほとんど持たない広告・デザイン、IT制作会社。さらに足元の業績が赤字であれば、「うちの会社なんて売れるはずがない」と最初から諦めてしまう経営者は非常に多いです。 しかし、大手のM&A仲介会社では評価されにくい小規模な制作会社であっても、スモールM&Aであれば十分に売却可能です。広告・IT業界における真の価値は、特定の主要クライアントとの長年の継続的な取引関係や、優秀なクリエイターが在籍していることそのものにあります。自社の「目に見えない資産」を正しく評価し、クリエイティブの内製化を急ぐ買い手企業とスピード成約に至った成功事例とポイントを解説します。


💎 決算書に表れないデザイナーの技術力や大手顧客との継続チャネルを無形資産として正しく評価

広告・IT制作業界におけるスモールM&Aの成功ポイントは、決算書上の資産や直近の利益ではなく「人材(クリエイター)」と「顧客基盤(継続案件)」を会社の核心的な価値として正しく評価・言語化することにあります。

大手仲介会社や金融機関の画一的な査定では、PCなどの少額な有形資産しかなく、赤字であれば事業価値はゼロ、最悪の場合は廃業コストがかかると判断されがちです。しかし、制作リソース不足に悩む企業や異業種参入を狙う企業(買い手候補)が真に求めているのは、一から採用・育成すると膨大なコストと時間がかかる「即戦力のデザイナーやエンジニア」、そして「信頼関係が構築された大手クライアントとのパイプ」です。

そのため、コンサルティングでは自社スタッフのスキル、過去の制作実績、主要顧客との取引継続性の高さを「見える化」し、買い手側が獲得できる外注費削減効果や、即座に新規事業を立ち上げられるという具体的なシナジーメリットを提示することが不可欠となります。

✍️ 技術力と大手顧客との取引実績を数値化・文章化して内製化ニーズを持つ企業へ提案しスピード成約

赤字続きで後継者も不在のデザイン事務所D社(従業員数5名、年商3,000万円)の支援において、中小企業診断士を中心としたチームは以下のステップで「人・技術・顧客の価値化」を実行しました。

  • 「クリエイターのスキルとポートフォリオ」の整理・可視化 在籍するデザイナーの得意領域、使用ソフト、過去の代表的な制作実績を整理し、単なる労働力ではない「高度なクリエイティブ集団としての価値」を整理・ドキュメント化しました。
  • 「主要顧客との取引継続性」の証明 大手企業を含む主要クライアントとの過去数年分の取引履歴と、毎月の継続案件の比率を分析し、譲渡後も安定した売上が見込める「盤石な顧客基盤」であることを定量的データとして提示しました。

これらを「自社サービスのデザインを内製化したいが人材採用が難航していた」IT企業に提案したところ、双方のニーズが合致し、わずか3ヶ月でのスピード成約。社長は雇用を守りつつ廃業コストを回避し、買い手企業も即戦力の人材と安定した取引先を獲得しました


🔍 「うちの事業にも価値はある?」と思ったら

「赤字で資産もないから」と諦めて廃業を選ぶ必要はありません。広告・IT制作業界において、あなたが育ててきたクリエイターや築いた顧客との信頼は、内製化や事業拡大を狙う企業にとって非常に魅力的な財産です。

東京ビジネスコンシェルジュでは、中小企業診断士が現場の強みを丁寧に見出し、次の時代へしっかりと繋ぎます。ぜひお気軽にご相談ください。

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