老舗の危機を救う!東京近郊のターミナル駅で事業と不動産を両立する出口戦略

工場の未来と個人資産を守る、街の変化に応じた最適解
「事業は黒字だが、保有不動産を今のまま使っていて良いのか悩んでいませんか?」本事例では、主要駅近くに3拠点を所有する精肉企業が、不動産の有効活用と事業承継を一体で進め、全社再構築を果たした軌跡を紹介します。
■事例紹介
首都圏近郊で創業50年を迎える精肉加工・卸売小売企業。事業は黒字を維持していますが、創業社長(80歳)の引退を見据え、専務である二代目が舵取りを引き継ぐタイミングを迎えていました。
同社は主要駅近くに店舗兼工場を3拠点保有していますが、周辺の資産価値上昇に伴い「現状のまま作業場として使うのは非効率では」と資産活用に疑問を抱きます。しかし不動産会社からは単純な売買や建築提案ばかりで、事業の将来像を踏まえたアドバイスは得られず、事業と不動産を全社的視点で総合的に見直せる相談相手を探していました。
■コンサルティングのポイント
本コンサルティングでは、二代目体制への移行を見据え、事業構造の改革と保有不動産の価値最大化を一体で進める全社再構築プランを策定しました。
まず事業面では、加工機能を郊外の賃貸工場1拠点へ集約して生産性を大幅に向上。現状の3店舗のうち1店舗は売却し、残り2店舗は集客力の高い商店街や大型SC内の賃貸物件へ移転・出店することで販売網を最適化しました。
不動産面では、残る自社土地建物を「高収益な賃貸レジデンス」へリニューアル。建築資金には1拠点の売却代金を充てつつ、残額を金融機関からの借入で調達しました。その際、将来の金利上昇リスクを十分に織り込んだ長期返済計画・収益シミュレーションを徹底して作成・検証し、長期的に安定した賃貸収入が得られる基盤を構築しました。
このように、事業の収益性向上と不動産による確実なインカムゲイン(家賃収入)を両立させることで、二代目が安心して経営に専念できる強固な財務基盤と事業承継スキームを確立しました。
■中小企業診断士に相談するメリット
不動産会社は「建設や売却」、ハウスメーカーは「建て替え」という特定のサービス導入に視点が偏りがちです。しかし、経営者が直面する課題は事業の方向性や資金繰り、承継と複雑に絡み合っています。
中小企業診断士は、経営全般を俯瞰するプロフェッショナルです。今回のように、高価値な不動産の活用と事業の効率化、そして世代交代が同時に重なる局面において、どちらか一方に偏ることなく全体最適の視点で助言します。経営者目線に立ち、企業の将来像を描いた上で「不動産をどう事業に活かすか」を多角的・総合的にアドバイスできる点が大きな強みです。
■御社専任のコンサルティングチーム
不動産コンサルティングは案件が複雑になるケースが多く、不動産実務だけではなく、法務、税務、経営面など多角的な視点からディスカッションをしながら、御社にとって最適なスキームを組み立てていく必要があります。
当社では、不動産関連資格を保有する中小企業診断士が中心となり、不動産コンサルティング研究会を主催しております。経営コンサルティングの国家資格である中小企業診断士と不動産関連資格(宅地建物取引士、不動産鑑定士など)のダブルライセンスを持つ専門家と他のスペシャリスト(弁護士、税理士など)が集まって、様々なテーマについてディスカッションを行なっております。
当社が提供する不動産コンサルティングサービスは、御社の課題に応じて適切な専門家とのチームを編成して、広範囲な視点から提案させていただきます。ご興味がありましたらまずはお問い合わせをお願いします。
